そして振り返る

じんべえざめになってからは本当に本当にたくさんの経験や思い出が出来た。最初の頃は4人がお互い心を開けてない状態で凄く気を使ったりしてた。でもオリジナル曲を作ることになって7時過ぎまで残って顧問にアドバイスもらったり何回も合わせてお互いの欠点を探して試行錯誤したりするうちにどんどん距離が縮まっていく感覚を感じた。2ヶ月くらいかけてやっとオリジナル曲ができた時は心から喜んだね。初めて4人が1つになれた瞬間だった。だから今も私は最初のオリジナル曲の「足跡」は思い出深いものだし凄く好きな曲。

そしてあっという間に2年生になった。しばらく経った頃に小西軽音部がお台場のガンダムの足元でやる野外ライブに誘われてじんべえざめとガールズバンドのもしもしで行くことになった。当日同じバンドのはなの体調が優れてなくて私とみうこで走ってマツキヨに水と熱冷まシート買いに行ったのがすごく懐かしい(笑)天気は確か晴れ。最高の状態で最高のお客さんと共に初めての野外ライブを経験出来た。あの日ひろなも見に来てくれてびっくりした。でも嬉しすぎた。写真撮ってくれてありがとね。

そして8月を迎えいよいよ合宿。部長として、じんべえざめとして参加するのは初めてだったからとっても楽しみであり緊張もしてた。部屋はみうことはなと三人部屋で去年よりかは小さい部屋だった。最初はえ〜って言ってたけどすぐ慣れて夜な夜な謎の儀式したりして三人で盛り上がってたね(笑)3日目くらいになると流石に顔に疲れが出てきて顧問にいつの間にかやばい顔で食事してる写真を撮られてた。夜に軽音部の女子でアイス買いに行って外から村ちゃんをみんなで呼んだりしたな…。部長としてもっと出来ることがあったんじゃないかって少し後悔する部分もあったんだけど最後の合宿は前回より充実していた気がした。

その後もじんべえざめは沢山有り得ない経験をした。これは合宿前かもしれないけどタワレコが主催するコンピレーションアルバムに参加させてもらってそのライブでまさかまさかの空想委員会と対バン出来たり、1月にスニーカーエイジっていうライブの決勝まであがってキャパ800を目の前にして演奏できたり、ラジオでオリジナル曲が流れたり……この時すごくじんべえざめのピークを感じた。2年生からの思い出は一番濃かった。忘れられないものばかり。

3年になって村ちゃんが部活にほとんど来れなくなってじんべえざめは一旦お休みになった。でも今まで毎日部活に行ってたから凄く変な感じだったし、何より後輩ちゃんとか3年生を見れないのが寂しかった。もっと2年生のうちに後輩ちゃんとは話しておけばよかった。

そして夏休みを挟んで文化祭当日。久々に村ちゃんが復活して朝早くに四人で合わせができた。正直あの合わせだけで私は泣きそうだった。でも堪えた。

本番。あの合わせでボロボロだったとは思えない完璧な演奏だった。最後のこの文化祭のためにエネルギーを温存してたんじゃないかっていうくらいに。終わった後視聴覚室は歓声や拍手に満ち溢れていた。素晴らしい景色だった。先輩もみんな来てくれた。後輩は私たちの演奏をコピーしてくれた。じんべえざめ今まで頑張ってきて良かったって心から思って泣いた。

《結論》じんべえざめ本当に本当に大好き。またくだらない話たくさんして笑い合いたい。オリジナル曲揉めながら作りたい。私達に解散なんてないよね。これからもずっとじんべえざめという名前は生き続けます。みんな3年間ありがとうございました。素晴らし過ぎる部活でした。f:id:maruyamamaru:20160919162657j:image